【レビュー】やってはいけない暗記術

内容の面では、大学入試の方法を例とした手段がありますが、読みやすく記憶の仕組みなど多くの項目があります。

はじめに

×やってはいけない!「生まれつき暗記が苦手だ」と決めつけている
◯これで天才に!暗記は、後天的に身につけるスキルだと思っている

「生まれつき、暗記が苦手なんです」こう嘆いている方は、とても多いです。あなたもその一人かもしれません。

では、お伺いします。あなたは「記憶のメカニズム」について、学んだことはありますか?そう聞くと、ほとんどの人は「いや、記憶については勉強したことがない」と答えます。記憶法について学んだことがないにもかかわらず、勝手に「自分は暗記が苦手だ」と決めつけているわけです。

自分に合った暗記術を探そうとせず、「やってはいけない暗記術」を探す

「暗記の方法は人それぞれだ。合う、合わないがあるはずだ」という人がいます。違います。暗記に合う、合わないはありません。

正しい「記憶のメカニズム」が存在し、その方法論にあなたが合わせようとするか、合わせようとしないか、だけです。

「赤信号で止まるのは、私には合わない。私は赤信号でもわたりたいタイプなんです」という人がいたら、まわりの人が困ります。「効率的に暗記をする方法は、私には合わない。私は非効率な勉強がしたいタイプなんです」という人がいても、まわりの人は困らないので、誰も止めようとしないというだけです。誰も止めないからといって、いままでの方法論のまま突き進んでいる人が、どれだけ多いことでしょうか。

「あなただけに合った暗記術」というのは、存在しません。本来、暗記術はすべての人にとって効果的なものだからです。ただ、マスターするまでにかかる所用時間に個人差があり、遅い人もいれば、早い人もいるというだけです。

「まわりの人はどうやって暗記をしているのか」は考えず、「天才はどうやって暗記をしているのか」と考える

「私は暗記が上手ではない。ほかの人はどうやっているんだろう」と、まわりを見渡す人がいます。これは、やってはいけません。あなたのまわりというのは、所詮、同じクラスの、同じくらいの成績の人だったりするからです。凡人が何をしているのかをいくら研究しても、意味がありません。そうではなく、天才はどうやって暗記をしているのかを研究して、同じことをすることにこそ意味があるのです。

高校1年生のときに、高3、高卒生向けの模試を受けて、全国トップ10に入っている天才のクラスメイトがいました。

高校1年生の時点で東大を受けても合格すると言われ、学校が始まって以来の天才と呼ばれていた男が、私の隣の席に座っていたのです。彼は、教科書をパラパラ見ただけで「覚えた!」と言っていました。ほかのクラスメイトは、「さすが天才だ。自分とは違う。僕にはできない」と言っていました。

そんななか、私は「天才も私も同じ人間だ。ならば、天才と同じやり方をマスターすれば、同じ結果が手に入るに違いない」と考えました。彼にどうやっているのかを聞いて、それと同じことをしたら、同じ結果が手に入ると考えたのです。凡人を真似するのではなく、天才を真似することで、暗記術はマスターできるのです。

石井貴士 (著)
きずな出版 (2019/6/19)、出典:出版社HP

目次

はじめに―
×やってはいけない! 「生まれつき暗記が苦手だ」と決めつけている
◯これで天才に! | 暗記は、後天的に身につけるスキルだと思っている

第一章
記憶のメカニズムを知れば、「やってはいけない暗記術」に手を出さなくなる

暗記術その1
×やってはいけない! いきなり暗記しようとする
◯これで天才に! 記憶のメカニズムを知ってから、暗記しようとする

暗記術その2
×やってはいけない! 「あわよくば暗記できればなあ」と思っている
◯これで天才に! 「本気で重要だ」と心の底から思っている

暗記術その3
×やってはいけない! 仕方がなく暗記をする
◯これで天才に! 「自分の人生がかかっている」と思って暗記をする

暗記術その4
×やってはいけない! 暗記が得意な人は、なんでも暗記できると思っている
◯これで天才に! どんな人でも、本気のときだけ暗記できると思っている

暗記術その5
×やってはいけない! 100のことに、1%ずつ力を注いでいる
◯これで天才に! 残りの3%を捨て、1%のことに100の力を注いでいる

暗記術その6
×やってはいけない! 勉強をしているときは、恋愛をしてもいいと思っている
◯これで天才に! 勉強をしているときは、恋愛はしないと決めている

暗記術その7
×やってはいけない! 自分のことを人間だと思っている
◯これで天才に! 自分のことを妖怪人間だと思っている

暗記術その8
×やってはいけない! 一発で暗記することが素晴らしいと思い込んでいる
◯これで天才に! 何回も復習して暗記することが素晴らしいと思っている

暗記術その9
×やってはいけない! いつか復習しようと思っている
◯これで天才に! 3分~1時間後に復習する

暗記術その10
×やってはいけない! 復習は、1回だけするものだと思っている
◯これで天才に! 1日に3回か9回復習する

第二章
暗記に関する古い常識、新しい常識

暗記術その11
×やってはいけない!書いて覚える
◯これで天才に! | 目で見て覚える

暗記術その12
×やってはいけない! やったことがないのに、できないと決めつける
◯これで天才に! 騙されたと思って、3か月間やってみる

暗記術その13
×やってはいけない! じっくり覚えようとする
◯これで天才に! 1秒で何度も眺める

暗記術その14
×やってはいけない! いっぺんに覚える
◯これで天才に! 分けて覚える

暗記その15
×やってはいけない!椅子に座って覚える
◯これで天才に! 歩きながら覚える

暗記術その16
×やってはいけない! 手提げのカパンで通学する
◯これで天才に! リュックサックで通学する

暗記術その17
×やってはいけない! 無臭の部屋で暗記をおこなう
◯これで天才に! アロマオイルを使った空間で暗記をおこなう

暗記その18
×やってはいけない! 静かな部屋で暗記をおこなう
◯これで天才に! 少し雑音がある部屋で暗記をおこなう

暗記術その日19
×やってはいけない! 集中力がある人とない人が存在すると思っている
◯これで天才に! 誰でも集中できる限界は30分だと知っている

暗記術その20
×やってはいけない! ずっと集中していなければダメだと思っている
◯これで天才に! 集中は5分ごとの波だと知っている

暗記術その21
×やってはいけない!暗記をしているときに、おやつを食べてはいけないと思っている
◯これで天才に! 「朝バナナ」と「昼チョコ」で暗記をはかどらせる

第三章
やってはいけない「ジャンル別」暗記術

暗記術その22
×やってはいけない! 記憶には1種類しかないと思っている
◯これで天才に! 記憶には4種類あることを知っている

暗記術その23
×やってはいけない! いま何をしているかわからずに、やみくもに覚えようとする
◯これで天才に! 記憶の4種類のうちの何を利用しているのか知りながら、覚えようとする

暗記術その24
×やってはいけない! 「長期記憶」には1種類しかないと思っている
◯これで天才に! 「長期記憶」には2種類あると知っている

暗記術その25
×やってはいけない! 単純記憶よりもイメージ記憶のほうが優れていると思っている
◯これで天才に! 覚える対象によって、単純記憶とイメージ記憶を使い分ける

暗記術その26
×やってはいけない! 古文単語を、語呂合わせを使わずに覚える
◯これで天才に! 古文単語は、語呂合わせで覚える

暗記術その27
×やってはいけない!頭のなかだけで考えて、イメージ記憶をする
◯これで天才に!「プリクラ記憶法」を使って、イメージ記憶をする

暗記その28
×やってはいけない! 教科書に落書きをする
◯これで天才に! 教科書にプリクラを貼る

暗記術その29
×やってはいけない! 言葉でイメージ記憶をする
◯これで天才に! | 感情でイメージ記憶をする

暗記術その30
×やってはいけない! すべてを語呂合わせで解決しようとする
◯これで天才に! 替え歌をつくって覚える

石井貴士 (著)
きずな出版 (2019/6/19)、出典:出版社HP

第四章
右脳をあやつる超・暗記術

暗記術その31
×やってはいけない! 左脳を使って覚える
◯これで天才に! 右脳を使って覚える

暗記術その32
×やってはいけない! 理解しようとして覚える
◯これで天才に! 理解せずに覚える

暗記術その33
×やってはいけない! 黒のボールペンを使う
◯これで天才に! 背のボールペンを使う

暗記術その34
×やってはいけない! ボールペンを1本だけ持ち歩く
◯これで天才に! 青のポールペンを3本持ち歩く

暗記術その35
×やってはいけない! 0.5ミリの青ボールペンを使う
◯これで天才に! 0・7ミリの青ボールペンを使う

暗記術その36
×やってはいけない! 黄色の蛍光ペンだけを使って覚える
◯これで天才に! 4色の蛍光ペンを使って覚える

暗記術その37
×やってはいけない! 教科書を暗記しようとする
◯これで天才に! 参考書を暗記しようとする

暗記術その38
×やってはいけない! 白い紙に書いて、覚える
◯これで天才に! 4色に色分けされたカラーマジックシートを使って、覚える

暗記術その39
×やってはいけない! 教科書に書き込んで覚える
◯これで天才に! 4色の付箋を使って覚える

暗記術その40
×やってはいけない! 覚えるべきノートをためていく
◯これで天才に! 4色のクリアファイルに分ける

暗記術その41
×やってはいけない! 段ボールにノートを入れる
◯これで天才に! 4色のクリアボックスに、クリアファイルを入れる

第五章
サンドイッチ記憶法で、短期記憶を長期記憶に定着させる

暗記術その42
×やってはいけない! 疲れをとるためだけに、寝る
◯これで天才に! 寝ている時間を使って、記憶を定着させる

暗記術その43
×やってはいけない! 睡眠時間を削って、勉強時間を増やす
◯これで天才に! 睡眠時間は7時間5分がベストだと知っている

暗記術その44
×やってはいけない! 夜2時以降も勉強をする
◯これで天才に! 夜2時以降は勉強をしない

暗記術その45
×やってはいけない! 暗記ものは、時間帯に関係なくおこなう
◯これで天才に! 暗記ものは、寝る前3分と、起きた直後3分におこなう

暗記術46
×やってはいけない! 朝、新しい問題を解こうとする
◯これで天才に! 朝は、前日の復習の時間に充てる

暗記術その47
×やってはいけない! 学校の時間割通りに勉強をする
◯これで天才に! 1日3分割法をする

第六章
本番で必ず結果を出す!「ピークコントロール」暗記術

暗記術その48
×やってはいけない! 常に暗記している状態を目指す
◯これで天才に! 試験当日だけ、暗記している状態を目指す

暗記術その49
×やってはいけない! 味気ない勉強はしたくないと考える
◯これで天才に! 味気ないものだと思って勉強をする

暗記術その49
×やってはいけない! 模擬試験の成績を気にする
◯これで天才に! 試験本番の成績を気にする

暗記術その50
×やってはいけない! その場で重要だと思ったことをノートにとる
◯これで天才に! 「見返すノート」をつくる

暗記術その51
×やってはいけない! 全教科の成績を、同時に上げようとする
◯これで天才に! 入試本番から逆算して、成績を順番に上げていく

暗記術その52
×やってはいけない! 入試1か月前に、新しいことを覚えようとする
◯これで天才に! 入試1か月前に、4色のクリアファイルを見直す

おわりに―
×やってはいけない! いままでの常識にしがみつく
◯これで天才に! 新しい方法にチャレンジする

ブックデザイン 池上幸一

石井貴士 (著)
きずな出版 (2019/6/19)、出典:出版社HP