【レビュー】図解 ライフハッカー式整理のアイデア122: 賢い人はなぜいつも机がきれいなのか?

はじめに

無理なく楽しんでできる
整理のアイデア
整理は、仕事のプロセスデザイン
おそらく整理が楽しいという人はほとんどいないでしょう。勉強が楽しいという人があまりいないように、整理はつらい仕事であり、あとまわしにしたい仕事であり、誰かにやってほしい仕事です。

でも、そんな仕事でさえ楽しくしてしまうのがライフハックです。「ハック」には、こんがらがった問題を解決する。という意味があります。だからライフハックとは、「こんがらがった生活(ライフ)を簡単に解決(ハック)する」という意味です。
生活をシンプルにする=ハックするには、「楽しむ」ことが大切です。

整理は創造性のない、退屈な仕事のように思う人も多いかもしれませんが、整理について考えることは、本来、創造的なことです。「どんなふうに書類を保管すれば、取り出しやすいか、机の上をすっきりさせられるか。どんなふうに整理をしたらスムーズに行くのかを考えるというのは、いわば、仕事のプロセスデザイン。きちんと整理ができる人は、仕事のプロセスを美しく設計できる、優れたデザイナーでもあるのです。

仕事の手際が良く、優れた成果を出している人は、仕事の流れが整理されていて、それが机の上に表れていたりします。そのことで、さらにワンランク上のことができるのです。
本書では、無理なく楽しんで整理できる、整理のアイデアをお伝えするとともに、プロセスについて考える楽しさも伝えていきたい。そんな強い想いで書いています。
プロセスデザインが仕事を楽しくする
「クリエイティブな仕事があるのではない、仕事をクリエイティブにやるかどうかが重要だ」。

これは、仕事に行き詰まったときにいつも自分に言い聞かせていた言葉でした。広告代理店に就職し、これから「クリエイティブなことをやるぞ!」と意気込んだのもつかの間、新入社員に楽しい仕事がすぐ回ってくるほど、世の中は甘くありません。毎日、ルーチンワークに没頭していくなかで、新しいものをつくり出そうという気持ちが萎えていく自分に気づき、ハッとしました。

シリコンバレーで働いたときも同じことを感じました。同じ仕事でも、それを創造性豊かなやり方でやるのがシリコンバレーの流儀。その結果、仕事が楽しくなり、さらに成果が上がっていく。その正のスパイラルの発端には、「仕事をクリエイティブにしていこう」という創意工夫の気持ちがありました。長時間労働で働くエネルギーを失っていく日本の労働環境を思い返すとき、「このままではいけない」と強く思いました。

整理というテーマは、本来つまらないプロセスであるがゆえに、かえって工夫の余地がたくさん残されています。書類から始まり、環境の整理、情報整理、生活の整理、思考の整理、人脈の整理という各章は、退屈であとまわしにしてしまいがちな整理の仕事を、いかにクリエイティブにこなしていくかという工夫を凝らしています。ここには、「退屈な整理という作業をどれだけクリエイティブに、楽しく変えていけるか」ということが、仕事や人生のクリエイティビティや楽しさにつながっていくのだという強い信念があるのです。
「高速道路、の楽しみ方があるはず」

なぜこれまでの整理方法では追いつかなくなってきたのか。その原因は、携帯電話やインターネットの普及にあります。想定していなかった速いスピードで情報が行き来するようになり、整理しきれなくなったのです。

丁寧に分類して、ファイルにまとめて、ラベルを貼り、書類棚にキレイに収納する。たしかにこうしたきめ細やかな整理方法は、ゆったりとした時間が流れていた時代には機能していました。しかし、あまりに大量の情報が流れていく現代においては、まるで「浜の真砂」を数えるような行為です。
これまでのやり方が街中での運転だとしたら、今の時代は、高速道路を走っているくらいのスピードの違いがあります。

にもかかわらず、時間をかけて丁寧に整理しようとする人はたくさんいます。時間がかかりすぎるから、整理できなくなり、結果として整理が苦手だと思い込む人が多い。実際は逆で、丁寧に整理をしようとする整理好きだからこそ、情報の流れの速い現代においては、整理できなくなっているのです。
従来の意味での整理好きの人にはつらい時代ですが、そこは発想を転換させてみる。高速道路には高速道路の楽しみ方があるのではないかということ。
「やり方を変えるだけで、グングン整理されていく爽快感を味わってほしい。それこそが今の時代において、整理を楽しむということなのですから。

これまでの整理、これからのイノベーション
社会を見渡しても、インターネットの世界を中心に旧来のビジネスモデルに固執する企業が整理され、新しい企業が登場して大きな飛躍を遂げるなど、大きな変化が続いています。この大きな流れもまた、私には何かを「整理」しているプロセスのように見えます。「これから日本がどうなっていくのか、どのような方向に向かっていくべきなのか。それを見定めるためには、これまでの成功パターンを一度、整理する必要があるでしょう。やり方そのものを新しい時代に合わせて、再構築していく必要があるのです。
これは企業だけではありません。個人もまた、これまでのキャリア構築の成功パターンが通用しなくなる時代に突入しています。会社に居続けても展望は開けないし、かといって転職してもジリ貧になっていく状況を、どうサバイバルしていけばよいのか。めまぐるしく変化する環境において、過去の成功パターンを踏襲する技能ではなく、新しい成功パターンを発明、発見、構築していくデザイン能力が求められていると思うのです。
これをひとことで言えば、イノベーションを生み出す力であると言えるでしょう。本書は整理におけるプロセスデザインを扱っていますが、しかし同時に、これはプロセスにおけるイノベーションでもあります。
ハックというのはもともと、カイゼンだけではなく、発想の転換を含んだイノベーションです。
今、日本や世界が直面している困難を乗り越えるために必要なイノベーション。それを個人のレベルから生み出していくノウハウとして、ライフハックが必要とされる時代になってきています。本書をきっかけに、仕事のプロセスに新しいイノベーションを起こしていっていただけたら幸いです。
2014年2月吉日
小山龍介

ライフハッカー式
整理のアイデア122
賢い人はなぜいつも肌がきれいなのか?

Contents

はじめに/無理なく楽しんでできる整理のアイデア 2
chapter 1 書類を整理するコツ
プリントアウトした書類は容赦なく捨てる 10
打ち合わせ資料はメールで共有、保管する 11
ファイル名は「プロジェクト名+書類名+作成日」にする 12
ドキュメントスキャナーでデジタルデータに変換する 13
書籍をスキャンしてデジタル書棚をつくる14
クラウドサービスで「どこでもオフィス」を実現する 15
リファレンスファイルの活用で最高のパフォーマンスを発揮 16
外出先ではコンビニで必要書類をプリントアウトする 17
パソコンの電源は落とさず、常にスタンバイしておく 18
重要なウェブ画面はキャプチャーをとっておく 19
SDカードを使い分けながらデータの受け渡しをする 20
紙の書類はクリアホルダーで時系列管理する 21
100円ノート1冊にすべての情報を集約する 22
「データ集約」と「アクセス分散」の考え方 23
はみ出しHACKS! 48 24

Chapter 2 環境を整えるコツ
モバイルツールの小物は透明ポーチに入れて整理する 26
出張セットを用意して急な出張に備える 27
充電はすべてUSBケーブル経由で行う 28
ワンツール・マルチユースを実現する29
ノートPCのACアダプターを3つ用意する 30
自宅とオフィスで同じキーボードを使う 31
机の右側をクリエイティブスペースにする 32
ティッシュとペン立てを固定して秩序を保つ 33
仕切りをつけて机の空間を無駄なく使う 34
環境の「統一」と「洗練」の考え方 35
はみ出しHACKS! 48 36

chapter 3 情報を整理するコツ
読んだ本を捨てることで情報吸収力を上げる 38
書評ブログを書いてデータベースをつくる39
雑誌の記事データベースを作成する40
新聞は数字とキーワードだけメモする 41
図版の縮小コピーを活用して自分辞書をつくる 42
目次をノートに貼って書籍データベースをつくる 43
デジタルメモはケータイメールにクリップする 44
テレビ番組は1.5倍速で見て頭の回転を速める 45
議事録ドリブン会議を導入して会議を効率化する 46
SNSで状況をリアルタイムで共有する 47
メールはピラミッド原則で「短く・正確に」書く 48
「時間軸管理」と「空間軸管理」の考え方 49
はみ出しHACKS! 48 50

chapter 4 生活を快適にするコツ |
通販を活用して生活をシンプルにする 52
アレコレ悩まずに同じものを購入する 53
1回分を買いだめして心配の種をなくす 54
コンビニ受け取りで気兼ねなく買い物する 55
書籍を会社で受け取って評判を上げる 56
二次会に参加しなくて済む効果的なテクニック 57
明の迷いをなくす、出勤日ごとに服のパターンを決めておく 58
朝のあいをなくすと、服装をパターン化して、パターンを洗練させていく 59
食事パターンをつくって栄養管理する 60
掃除でリフレッシュし、集中力を高める 61
自宅と会社以外の「第三の場所」をつくる62
「ルーチン」と「サプライズ」の考え方 63
はみ出しHACKS! 48 64

chapter 5 思考を高めるコツ
「わからない」ままインプットし、無意識のうちに整理する 66
寝る前にインプットして、午前中にアウトプットする 67
アウトプットするときには1つのことに集中する 68
創造性を高めるためのToDoリストのつくり方 69.
散歩をしながら考えると、思考がまとまりやすい 70
癒しグズで思考モードを変える1)アロマグッズや観葉植物で気持ちを落ち着ける 71
癒しグズで思考モードを変える2)アクセントカラーを使って精神的にリラックスする72
ペンを替えて思考のギアチェンジをする 73
図解して思考を整理するコツ1)対立概念を組み合わせる 74
図解して思考を整理するコツ2)概念を三位一体に分解する 75
図解して思考を整理するコツ3)四象限に分けて位置づける 76
スペースを使い、発想を強制的に広げる77
情報のネットワークをつくって、アイデアをブラッシュアップする 7E
言葉の親戚関係=「類語」を使って発想を広げる 79
名前をつけ、レイヤーを上げて整理する 80
情報の「分割」と「統合」の考え方 81
はみ出しHACKS! 48 82

chapter 6 人脈を整理するコツ
1年経ったら名刺を捨てて人脈の鮮度を保つ 84
名刺にはすぐ、もらった日付を入れる 85
名刺はすぐにスキャンして閲覧できるようにする 86
会った人には、パーソナル広報誌を送る 87
ふとしたタイミングに手書きの手紙を送る 88
会社の名刺とは別に個人のオリジナル名刺を持つ 89
やりたいことを宣言してやりたくないことを回避する 90
イベントにテーマを持たせてニュースをつくる 91
人脈を囲うより、人を紹介する仲介者になる 92
「リンク」と「ショートカット」の考え方 93
はみ出しHACKS! 48 94

 

Chapter1

書類を整理するコツ
書類をデジタルデータとして管理する
書類をデータとして集約しつつ、アクセスできる場所を分散させると、整理が進みます。1か所に情報が集まっているという安心感を持ったまま、どこからでもアクセスできる手軽さを手に入れることができます。

プリントアウトした書類は容赦なく捨てる
データとして持つ書類を紙でも持つのは無駄
プリントアウトしたということは、パソコンに元のデータが残っていることを意味しています。データと印刷されたものを2つ残しておくのはまったくの無駄。打ち合わせなどで使用したあとは、すみやかに処分しましょう。
しかし習慣とは恐ろしいもので、書類が配られるとつい保管してしまいます。これは合理性に基づく行為ではなく、「今までこうしていたから」という習慣からくるもの。この習慣を変えるためには、認識を変える必要があります。つまり「パソコンにデータとして残っている書類を、紙で持っているのは無駄である」という認識を頭にたたき込む。プリントアウトされた書類はすぐに捨ててください。
例外的に、商品データや価格表など、何度も確認したり、即座に参照したりしなければならないものは、プリントアウトしたものを持っていたほうが便利です。

打ち合わせ資料は、メールで共有、保管する
メールアプリが優秀なデータベースに
紙の資料しかない場合、その資料を捨ててしまうと手元に情報が残らなくてあとで困ることも起こるでしょう。その場合は、「情報共有したいのでメールでデータを送ってもらえますか?」と頼めばいいのです。メールで添付書類をやり取りしていると、メールアプリがそのまま、書類管理データベースアプリへと育っていきます。しかもかなり優秀なデータベースで、次のような利点があります。
0時系列での厳密な管理ができる・
メール送受信の日付があとから変更されないので、厳密な時系列管理ができます。
2送信者による検索ができる
同じ名前のファイルがあったとしても、送信者で区別できます。
3メール本文を参照すると文脈がわかる。
メールの本文を見れば、ファイルに関する情報が得られるので、どのような状態かがわかります。

ファイル名は「プロジェクト名+書類名+作成日」にする
検索しやすくするためにルールを決める
メールが検索できると言っても、時にはヒットせず、目的のメールがなかなか見つからないことがあります。それを避けるためのコツにも触れておこうと思います。
1つが、添付ファイルの名前のルール。ファイル名をプロジェクト名+書類名+作成日(たとえばTE/ALTAFF220140204.xls」など)にしておくと、プロジェクト名、書類名、日付のいずれでも検索できます。
もう1つが、メール内の日付の記述の統一。「2014/3/4(K)」というようにスラッシュ(/)で区切るルールにすることで、日付による検索がやりやすくなります。
その他、相手の名前をフルネームで書くというのもあります。名字が同じ人はたくさんいても、フルネームが一致する人はほとんどいません。メールの本文でフルネームを記載しておけば、検索でひっかかりやすくなります。

ドキュメントスキャナーでデジタルデータに変換する
「スキャンして捨てる」を徹底的にルール化する
プリントアウトは「捨てる」というコツを紹介しましたが、実はプリントアウトだけでなく、デジタルデータがない紙の資料やメモも、どんどん捨てています。すべてスキャナーでデジタル化し、PCに取り込んでいるからです。
最近のスキャナーは文字認識の機能までついているので、取り込んだ書類の文字を認識してテキストデータ付きのPDFとして保存されます。そのため、あとから書類内の文字で検索ができます。もう1つ重要なのが、書類を自動送りしてくれるフィード機能。フラットベッド型のスキャナーと違い、書類を1枚1枚、差し替えながらスキャンする必要はありません。
こうなってくると、その書類をスキャンするかどうかという判断をする時間も不要になります。「とにかくすべてスキャンして捨てる」と、徹底的にルール化してしまうのです。

書籍をスキャンしてデジタル書棚をつくる
本をPCに保管でき、家の本棚の中身を減らせる
ドキュメントスキャナーをさらに活用すると、書籍のデジタル保管まで可能になります。先ほどのスキャナーに加えて裁断機を購入、本の背の部分を裁断して1枚ずつバラバラにすれば、あとは書類のスキャンと同じ。自動フィードで一気にスキャンできます。
このコツを使えば本をPCに保管でき、家の本棚の中身を減らすことができます。文章を読み取ってテキストデータとして保存するので、書籍の全文検索までできます。もちろん、テキストをコピーすることもできるので、引用する際に、本を見ながら手で入力、なんていう手間も省けます。
さらに便利なのが、本に載っている図解の利用です。文章の引用と異なり、図解を手で入力するのはなかなか大変です。必要な図解をコピー&ペーストして企画書を仕上げられるなど、ネタ帳として本を活用できます。

クラウドサービスで「どこでもオフィス」を実現する
ファイル更新を意識せず作業を継続できる。
デジタルデータにすることで収納場所を気にせずに書類を管理できるようになったわけですが、クラウドサービスを利用することで、さらにストレスフリーの整理が可能になります。通常は1台のPCに保管されているデジタルデータを自動的にサーバーへと保管するよう設定し、その保管したデータにいつでもどこでもアクセスできるようにできるのです。
インターネットに接続した瞬間に最新の状態へと同期してくれるので、ファイル更新を意識することなく別のPCで作業を継続できます。いつでもどこでもファイルにアクセスできるので、仕事の場所を選ばなくなります。クラウドサービスを使うことで、「どこでもオフィス」が完成するのです。「さらに、スマートフォンを持っていれば、対応アプリをインストールすることで、家のPCの資料を出先で確認することができます。

リファレンスファイルの活用で最高のパフォーマンスを発揮
データやテンプレートをひとまとめにしておく
頻繁に使う情報や使い回しする画像データ、企画書のテンプレートなどを、私は「リファレンスファイル」と呼んでいます。自社の商品データ、市場データ、会社のプレゼンファイル、会社のロゴ、WordやPowerPointのテンプレートなどがこれにあたります。
こうしたファイルをひとまとめにしておき、必要になったときに取り出せれば、仕事の効率が格段にアップします。急に企画書の作成を依頼されても、リファレンスファイルから企画書のテンプレートを取り出し、すでに調べてある情報を組み合わせれば、素早く企画書を仕上げることができます。
リファレンスファイルは、その人のキャリアの基礎となる必要不可欠な資産です。同期の仕組みを利用してリファレンスファイルを複数のPCに共有させておけば、どこでも最高のパフォーマンスを発揮できるのです。

外出先ではコンビニで必要書類をプリントアウトする
データを登録してセブン-イレブンへ
カフェや図書館などで仕事をする「どこでもオフィス」を実現しようとするとき、最後の最後まで課題となるのがプリントアウト。印刷するためだけにオフィスに戻るということも起こりえます。
そこでおすすめなのが、コンビニのセブン-イレブンでのブリントアウトです。
その手順は簡単です。まずはネットプリントのサイトにアクセスして、印刷したいデータをアップロード。発行されるプリント予約番号を持ってセブン-イレブンに行き、マルチコピー機に入力するだけです。「カラーはもちろん、B4やA3サイズといった大きなものも印刷できるので、家のプリンターでは対応できないような印刷物でも大丈夫。入力したデータは登録日から7日間保存されているので、保存期間内であれば何度もプリントアウトすることができます。

パソコンの電源は落とさず、常にスタンバイしておく
作業のボトルネックには敏感になる。
私はパソコンの電源を落とさずそのままスリーブ状態にさせています。これは、立ち上げの時間を短縮するのと同時に、事前にファイルを同期させておくためでもあります。電源を落としてしまっていると、PCを立ち上げたあと、同期が完了するまでに少し時間がかかりますが、MacのPower Napなどの機能により、スリープ中に同期ができるのです。デスクトップPCだけでなく、ノートPCについても、スタンバイモードで待機させて持ち歩いています。
これは、作業のボトルネックに敏感になるということでもあります。PCの起動時間は、誰もが当たり前のものとして受け入れていますが、PCの活用にあたって大きなボトルネックになっています。そのプロセスをより実用的なものにするためには、作業をするときの「面倒くさい」を一つ一つ減らしていく必要があります。

重要なウェブ画面はキャプチャーをとっておく
ワンクリックで画面キャプチャーできる
ウェブサイトについては、いつでもアクセスできると思っていたら、あるとき急に閲覧できなくなることもあります。気になるサイトをせっかくブックマークしていても、サーバーからデータが削除されてしまっては、もう見ることができません。
そこでおすすめしたいのが、重要なウェブ画面は、キャプチャーをとっておくというコツです。
「Capture It!」というツールがあり、これをブラウザにインストールしておけば、ワンクリックでウェブサイトの画面キャプチャーをとることができます。キャプチャーした画面はJPEGとして、マイピクチャ内のCaptltフォルダに保存されます。表示されている画面をすべてキャプチャーできるだけでなく、画面の一部分を切り抜いてキャプチャーすることも可能です。

SDカードを使い分けながらデータの受け渡しをする
スティックタイプのカードリーダーも持つ
他人とのファイルのやり取りは、USBメモリーの活用が1つの解決法です。しかし、さらにいい方法が、SDカードを複数枚持つというコツ。SDカードは薄いので、何枚持ち歩いてもかさばることがありません。そこで、私はデータのやり取りのために2GB、8GBなど複数のSDカードを持ち歩くようにしています。
相手にSDカードそのものを渡してしまうことも可能です。ただ、ここで心配なのが、PCにSDカードスロットがなかったり、SDカードリーダーが手元にないというケース。この場合、データのやり取りができないということも起こりえます。
そんなときのために、スティックタイプのSDカードリーダーも持つようにします。そうすれば、相手にカードリーダーがなくても、USB経由でスムーズにデータの受け渡しをすることができます。

紙の書類はクリアホルダーで時系列管理する
使ったファイルを常に手前に入れる
デジタルデータによる管理をプッシュしてきましたが、紙は紙でいいところがあります。PCの小さな画面では再現できない広い範囲の閲覧が可能ですし、紙ならPCのように起動させる時間が不要なので、即座に閲覧できます。こうした面から、現在進行中のプロジェクトについては、紙の書類は残しておくべきだと言えます。
そこで効果的なのが、「紙の書類はクリアホルダーで時系列管理する」という方法。資料をひとまとめにしてクリアホルダーに放り込み、右上に日付とプロジェクト名を入れます。さらにこれを、最近使った資料が手前に来るように並べ、その後、使ったファイルを常に手前に入れるようにします。
こうしていくと、長期間使わないファイルは遠くへ押し出されていきます。野口悠紀雄一橋大学名誉教授は、これを「押し出しファイリング」と名づけています。

100円ノート1冊にすべての情報を集約する
メモの内容は、時系列で管理する
もう1つの紙の書類整理のテクニックとして、「100円ノート1冊に情報集約する」という方法があります。同じ時期に並行して何冊もノートを使うことはせず、1冊にすべてのメモを記入することで、あらゆるメモが日付順に並ぶことになり、メモの内容を時系列で管理することができます。
時系列管理を徹底するため、まずノートの表紙には使い始めた日付を記載します。ノートの中にも、メモをする際には必ず右上に日付を入れます。1枚ものレジュメやメモ用紙や付箋などバラバラになりやすい資料は、なくしてしまう危険性が高いので、ノートにのりなどで貼り付けておきます。
時系列管理を実行するために重要なことが、いかにすばやく最新のページを開くかということ。私は書き終えたページの端を破っておき、すぐに最新ページが開けるようにしています。

「データ集約」と「アクセス分散」の考え方
POINT
書類そのものはデータとして集約しつつ、デジタルデータにすることによってアクセスできる場所を分散させる
書類についてはこれまで、集約管理が重要でした。分散させてしまうと、どの書類がどこにあるのかわからなくなり、管理の手間が膨大なものになります。整理術の古典的名著『「超」整理法』で有名な野口悠紀雄教授は、1か所を調べれば必ず見つかるという「ポケット1つの原則」を提案されています。
しかし一方で、この集約というのは働くうえでの制約にもなっていました。仕事のできる場所が限定されてしまうのです。
私の場合、新規事業コンサルタントとして複数の企業にかかわっていた時期には3、4か所のオフィスに通うようになっていました。そのときには、書類を物理的に集約させることができないので、キャスター付きのかばんで、そのときに扱っているすべての書類を持ち運んだりしていました。持ち運ぶ大変さよりも、1か所に書類がある安心感を優先させた結果でした。
時代は進み、現在では、画期的なソリューションにたどり着きました。それは、書類そのものはデータとして集約しつつ、デジタルデータにすることによってアクセスできる場所を分散させるというもの。データを集約しながら、アクセスポイントを分散させるソリューションです。
これであれば、1か所に情報が集まっているという安心感を持ったまま、データへいつでもどこからでもアクセスできる気軽さ、手軽さを手に入れることができます。
この集約と分散というコンセプトは書類だけにとどまりません。写真データ、名刺データなど、書類と同じようにデータを集約、アクセスを分散させて管理できます。
他にもそうした管理ができるものがないかを模索していけば、楽しくて効率的な方法が見つかるのではないかと思います。

まだまだあります!“スッキリ整理”のコツはみ出しHACKS!
ペンはケータイにつけてアイデアはすぐに記録
いいアイデアが浮かんでも、すぐに忘れてしまいます。だからこそ、アイデアはメモで残しましょう。いつでもメモできるよう、ケータイストラップにペンをつけます。アイデアにとってペンは強い味方。アイデアとの出会いを大切にするには、メモを取ることです。

アイデアメモは名刺入れでしっかり保管
メモした紙は紛失しやすいものです。大切なアイデアを紛失しないために、メモは名刺入れに入れます。ビジネスパーソンにとって名刺入れはいわば聖域。頂いた名刺や自分の名刺を、むやみに捨てたりはしません。さらに名刺サイズのメモ用紙を入れておくと。。アイデ

アメモはため込まずに整理する
メモをして安心してしまい、活用しないでいると、意味がありません。メモをため込まず、活用してから捨てる習慣が大切です。捨てるためには、メモを整理する必要があります。ノートに書き直すだけでも思考が整理され、アイデアに現実味が出てきます。

ボイスメモに録音して言葉を引き出す
アイデアのアウトプット方法の1つとして、ボイスメモを活用しましょう。コツは「ワンボイス、ワンアイデア」。ダラダラしゃべってしまうと、あとから聞き返すのも大変になり、アイデアを整理しづらくなります。また、歩きながらすると気分転換にもつながります。

1週間の予定は金曜日の夜に確認する
心配事を減らすには「適切なタイミングでのスケジュールの確認」の習慣化が重要。来週の予定を金曜の夜に確認すれば、仕事に捕らわれず週末を満喫でき、もし何かあっても土日にフォローすることができます。リスクを早めに見切っておくことが大切です。

15分以上かかる作業はすべて予定に組み込む
滞りなく仕事を進めるために、時間のかかりそうな作業は事前に予定に組み込んでいきます。私の場合、15分以上かかる作業はスケジュール帳に落とし込みます。大切なのは作業時間の見極め。スケジュール帳を書いていくと、自分のキャパシティも見えてきます。

作業量を増やすため他人の予定も書き込む
仕事を多くこなすには、キャパシティを増やすこと。それには「他人を使う」ことも必要です。このとき、ただ仕事を依頼して終わりではなく、進捗状況の管理も重要です。他人の予定を把握できていると、他人と依存し合いながら、価値を生み出すことができます。

15分ミーティングで仕事の効率アップ!
お互いのスケジュールと進捗を確認するだけで、遅れを回避することができます。また、お互いにチェックし合うことで仕事の効率を上げることにもつながります。ダラダラ打ち合わせを続けるのはNG。時間を決めると、ポイントをついた議論が広がります。