【レビュー】会社では教えてもらえない 仕事が速い人の手帳・メモのキホン

「やりたいこと、なりたい自分」があれば、手帳に書いてみてください。そして、たまにその書いたことを眺めてください。これだけでも飛躍的に実現の可能性はアップします。特に、自分の未来が見えなくなってモヤモヤしたときに書けば、より効果的。希望が湧いてきます。

この状態にに近づくために以下では下記のような目次設定になっております。最初から読み始めても、部分的にピックアップしても役立つ情報満載です。

伊庭 正康 (著)
すばる舎 (2016/11/22)、出典:出版社HP

目次 – 会社では教えてもらえない 仕事 が速い人の手帳・メモのキホン

はじめに
第1章 仕事に追われる毎日を手帳が変えてくれる!
【1】 残業しないで成果を出す人は「手帳」が 違う
【2】 手帳に書くと、忘れられる。だから目の前の仕事に集中できる
【3】 仕事に追われるのは「余裕時間」が見えていないから
【4】 デジタルの時代に「あえて紙」が圧倒的 に有利
【5】 仕事が遅い人ほど「カレンダーで十分」と言う

第2章 まずおさえたい手帳のキホン
【6】 手帳のサイズは大きければ大きいほどいい
【7】 1週間を俯瞰できる「バーチカル型」が 铁則
【8】 スケジュールで一番に決めるのは、退社時間
【9】 一つひとつの仕事に所要時間を割り振る
【10】 アポイントもルートも「最短距離」で組む
【11】 会議の予定を「会議」と書くだけでは甘い
【12】 ムリヤリにでも3週間先を埋める
【13】 納期までに3回「アラート」を設定する
【14】 忘れそうな報告事。忘れると一気に信用 を失う

第3章 手帳1冊でどんなにたくさんの 仕事も余裕で回せる!
【15】「締切から逆算」を徹底する
【16】 1週間は4日、1ヶ月は3週間で考える
【17】 今週の目標が達成できるかは、月曜の朝に決まってしまう
【18】 同時進行を軽々こなすにも、手帳がキモ
【19】 70点でも早く出す。できる人がみなしていること
【20】 最大のタイムマネジメントは「やらないことを決める」こと
【21】 フリクションペンで「仮の予定」をどんどん入れる
【22】 あらゆるタスクを30分単位で設定する

第4章 手帳を200%使いこなして、デキる人になる!
【23】 スキマ時間はあと3時間増やせる
【24】 「他の人の動き」も手帳のすみに書いて おく
【25】1日の生産性のカギは「朝7時」にある
【26】忙しいときほど、リフレッシュタイムを強引にでも作る
【27】 今日を「忙しい日」から「ワクワクする日」にタイトル変更
【28】 プライベートの予定は最優先で入れる。そして絶対にずらさない
【29】その残業、その飲み会は「消費」か「投資」か?
【30】 1週間に数時間は「自己投資」にあてる

第5章 手帳をメモ用ノートとしても使い倒す
【31】 手帳に挟んでおくべき必須のツール
【32】 あらゆるメモは手帳1冊に集約する
【33】 何気ないひと言をメモして「よく覚えているね」を狙う
【34】 打ち合わせのメモは写メで送ってデジタル管理が便利
【35】移動中は考えを書き出して、整理するのに最高の時間
【36】 フリースペースをひとりブレストに使う
【37】 企画書はいきなり書かない。まずはメモでまとめる
【38】 悩みや愚痴も何でも吐き出す。1年後には笑い話に
【39】 「夢は手帳に書くと叶う」は本当だった!
カバーデザイン 小口翔平 岩永香穂 (tobufune)
本文デザイン・図版 松好那名(matt,s work)

伊庭 正康 (著)
すばる舎 (2016/11/22)、出典:出版社HP

はじめに

ズバリ、言います。
手帳を毎年のように変えても、仕事は速くなりません。ましてや、何種類もの マーカーを使い分けたり、ポストイットを使ってみても、まず仕事は速くなりません。
理由は、簡単。
それらは、「装飾」に過ぎないからです。
自動車でたとえるなら、外装パーツを 変えたところで、速くならないのと一 緒。エンジンを変えないと速くはなりません。
仕事を速くするためは、「スケジューリング(予定の立て方)」をマスターしておく必要があるのです。言い換えると、「手帳の正しい使い方」です。

仕事が速い人の手帳を見ると、一目瞭 然。彼らは、予定を「自らが埋めていくもの」と考えているので、来月、再来月のスペースにも予定が書き込まれており、先々までのやるべきことがクリアになっています。
しかし、私が見る限りでは、多くの人の手帳はそうはなっていません。次の週あたりまでは埋まっているけれど、その先は空白だらけ、ということも少なくな いのです。

やってくる業務を「速くこなすこと」こそが、仕事を速くする方法だと考えているので、直近の予定しか埋まっていないのです。
やってくる業務をいくら速くこなしたところで、残業はなくなりませんし、ましてや生産性を上げることは無理です。
と、偉そうに言いましたが、白状します。

かつての私は、残業まみれの生活を送っていました。もちろん、手帳術の本も買いました。でも、仕事が速くなることはなく、どちらかと言うと最後まで職場に残る、そんな新人でした。
手帳に書き込む際のペンを、何種類かの色に分けて記入してみたこともありましたが、私の場合は手間が増えただけ。まったく改善しないため先輩からは、「まだ新人なのに、そんなに仕事量はないだろう。今からそんなことでは先が思いやられるぞ」と注意をされたこともあるほどです。

私が変わったきっかけは、上司のひと言でした。「スケジューリングの基本は逆算だ。考え方を変えないと、いくら工夫しても仕事は速くならないぞ」と。
そのときの私は、上司の言っている意図がよくわかりませんでした。
上司も、理解できていないことを察し たのでしょう。こう続けたのです。 「もし、君が短時間で成果を上げる人に なりたいなら、これから私の言うことの すべてに対してイエスと受け入れなさ い」と。

なんて高圧的なんだ、とは思いましたが、藁にもすがる思いだったので、上司に従うことにしました。
すると、すぐに結果が出ました。いつ も終電まで残業していた私が、19時には確実に帰れるようになったのです。
つまり、仕事が速いか遅いかには能力は関係なく、スケジューリングのセオリーを知っているかどうかだけのことだったのです。
上司は、そのことを「すべてイエス」と約束させることで、短時間でスケジューリングの基本を覚えさせてくれたのでした。

それ以降、私は残業することがほとんどなくなりました。そして、よく見ると手帳にも変化がありました。先々の予定が増えていたのです。つまり、先を見通せるようになっていたのです。
その効果は業績にもはっきりと反映さ れて、残業せずとも2年後には5倍の売り上げを上げていました。実際に、当時在籍していたリクルートでは、年間日本一にも幾度となくなりましたし、累計40 回以上の表彰を受けるまでになりました。

だから、自信を持って言えます。
仕事を速くしたいのなら、マーカーの色を変えるなどの「装飾」は後。
まずは「スケジューリングの基本をマスターすること」が先。スケジューリングのセオリーをしっかり押さえておけば、必ず残業は改善されますし、有給休暇も取れるようになります。

今以上に成果を上げることができる、ということを伝えたいのです。もちろん、特別な能力は不要です。
さて、前置きはこのくらいにしておきましょう。
この本では、手帳を活用した「スケジューリング」のセオリーを余すところなく紹介しています。まずはひとつでもふたつでも、読み終えたときに、実践することを決めてみてください。 初めはそれでOK。

でも、その一歩は大きく、あなたはきっとこれまでとは大きく違う世界を味わうことでしょう。
さあ、では行きましょう。いざ、残業のない世界へ。

伊庭 正康 (著)
すばる舎 (2016/11/22)、出典:出版社HP